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速読を学ぶ!王様の速読術を読んでの要点、感想、レビュー
最近大量の本を購入したのですが、私は本を読むスピードがめちゃくちゃ遅いです。
大量の本を読む前に速読方法を学ぼうと思いました。
ということで「王様の速読術」という本を購入しました。
1冊30分で必要な知識は吸収できる!というキャッチコピーの「王様の速読術」。
この本は斎藤英治さんという脳トレーニング評論家が書いた本です。
速読術ももちろん記載されているのですが、脳トレーニング評論家だけあり、脳や知識に関することもこの本では深く語っていました。
読書で得た知識はアウトプットして活用しなければ意味がないし、アウトプットすることで知識も深まり発想力も豊かになる、といった私がうっすら思っていたことも書籍で詳しく説明していました。
速読についても詳しく書かれていますし、正に今の私が求めていた本でした。
王様の速読術、スキミング法
この本に書かれていた速読術は、速読術というよりも大事な部分を集中的に読むという本の読み方でした。
まず第一に「本」を読むことの目的の大半は知識の吸収です。
そして人生において時間は重要です。
本を100%読み込んでその本に書かれた100%の知識を得るより、重要な個所を重点的に読み込み、20%の時間で80%の知識を得ることの方がパフォーマンスが良いことは確かです。(二八の法則)
以下がそのやり方になります。
- 最初まず「本」を30分で読む、などと時間を決めます。
- プレビューとして目次、まえがき、あとがきなどを見て本の概要を理解すること5分。
- 全てのページを写真のようにとらえながら見ること5分。
- スキミング法(すくいとる読み方)で大事な部分を拾いながら重要な箇所を中心に20分で読む。
というやり方です。
スキミング法のやり方、重要な箇所をすくいとるように読む、というのが最初は難しいかもしれませんが、何度も意識して読書をすることでその要領もつかめてくるとのことです。
- もしも深く理解できなかったり、本の内容を忘れたとしても大丈夫。
- まず記憶というのは、印象に残っていない部分は忘れてしまうものです。
- 本は捨てたり盗まれたりしてなくさない限りなくなりません。
- 本は愛すべき自分の家来であり、電気が無くてもいつでも読めるし何度でも読める、知識が詰め込まれた外部記憶装置。
- 何度でも読んで都度必要なことを理解し頭に詰め込んでいけばいいのです。
このように本を家来と表現するあたり、本を愛してやまない著者の性格も伝わってきました。
速読術は使い分ける!スピードが大事なのではない!
しかし本の種類によって速読は使い分けます。
小説は難解な表現も多いことでしょうし、スキミングでの速読には向きません。
資格や試験に関する本の場合、熟読して読み込まなければ覚えられないことも多いです。
ということで速読術は場面場面、本の種類によって使い分ける必要があるのです。(詳細は本を購入)
ちなみに小説は難解な部分を思いきり読み飛ばす「アーサー式速読法」という読み方で速読が可能です。
難しいところは思いきり全て飛ばしてしまうことで、ひとまずその本の体験ができます。
気になるところはその後読み返せばいいのです。
ただ、どの本にいたっても速く読むというスピードが大事なのではなく、読書をするうえで知識を吸収することが何よりも大事なことなのです。
1週間で専門家になってしまう方法
また、1週間で自分が知らないジャンルの専門家になってしまう方法も紹介されていました。
- まず知りたい分野の専門書10冊を集める。その中に代表的な基本書、網羅的な教科書のような入門の本を1冊必ず入れ、それだけは熟読してしっかり読んで骨格を形成する。
- その後残りの9冊は二八の法則(20%の時間で80%の知識を得る)で読み込む。
最初に1冊基本書を読んだことで知識の骨格ができ、残り9冊を二八の法則で読むことでさらなる知識が肉付けされ、その分野の専門家に1週間でなるという方法です。
これはかつて、NHKのアナウンサーであった鈴木健二氏が、毎週違った分野の専門家に会う番組を任されていたときに確立した方法であるようです。
これは多ジャンルの職業や分野を相手にする人にとっては相当使えそうな技ですね。
アウトプットの重要性、質の良い生活
ざっくりとですが、以上が王様の速読術で学び印象に残ったところです。
私は普段本を100%読み込まなければ納得がいかない派だったのですが、その考えが見事にひっくり返されました。
また、インプットした情報は活用なりアウトプットしなければ自己満足で意味がない、アウトプットすることで豊かになれる、ということについても詳細に語られています。
- ダイヤモンド級の良いインプットの場合は、ダイヤモンド級のアウトプットができる。
- 良い本を選んで読み、良い情報を見抜きアウトプットにつなげることで自分自身もより豊かになれる。
つまらない本だと思うものに時間を費やす必要はない、そしてアウトプットで知識も深まり視点も広がり、発信することで考える力や発想力もついていくといことを理解することができました。
他にも「明日やるじゃなくて今すぐやれ」といった、より良い生活をするための知恵・知識までもがこの本には大量に記されていました。
大量の本を読む前にこの本に出会うことができて本当に良かったです。
おわりに、様々な速読術
また、実はこの本の他にも下記の速読術の本を購入したのですが、こちらは速読ドリルで日々のトレーニングにより読むスピードが速くなるといったものでした。
王様の速読術とは違うものですが、この本で文字を一文字ずつ上から読むのではなく、文節等で区切って読むことで断然読む速度が速くなることを学びました。
「文 節 等 で 区 切 っ て 読 む こ と で 断 然 読 む 速 度 が 速 く な る と い う こ と を 学 び ま し た。」
と左から(上から)一文字ずつ読むのではなく
「(文節等で区切って読むことで) + (断然読む速度が速くなる) + (ということを学びました。)」
このように文節を1つのまとまりのように捉えて一気に読むという方法です。
すごい人になれば、行単位で分けて一気に読み上げ、1分間で10万文字を読む人もいるそうです。(意味がわからん)
ただ私もまとまりで読むようにしたところ、1分で700文字程度だったものが倍近く、1分で1000文字以上は内容を理解しながらも確実に読むことができるようになりました。
ということで、読書は決してスピードが命ではないのですが、王様の速読術と基本的な速読術を使い、効率の良い読書をしていきたいと思います。
すごい見やすい記事だと思いました。
しかしここまで内容を紹介すると翻約になりそうですね。
コメントありがとうございますm(__)m
「得た情報をアウトプット」と思っていたらレビューというよりもほぼほぼ内容になってしまいました。
おっしゃる通りこれはもう翻訳・・というか転載ですね。(反省)