スティーブジョブズの生涯。『スティーブ・ジョブズⅠ』を読んでみたら

スポンサーリンク
スティーブジョブズの生涯。『スティーブ・ジョブズⅠ』を読んでみたら

スティーブジョブズの生涯。『スティーブ・ジョブズⅠ』を読んでみたら

Apple創業者、そしてMac、iPhoneの生みの親、スティーブジョブズ。

今や電車に乗るとスマホをいじっている人たちを見かけ、会社では必ずと言っていいほどパソコンが使われている。

スティーブジョブズという人物がいなかったら、あと数十年はIT化が遅れていたかもしれない、もしくはスマホやパソコンが日常生活に馴染むことはなかったかもしれない。

そんな偉大なスティーブジョブズの生涯を綴った本を読んだので、印象に残った点を自分なりにまとめてみた。

スティーブジョブズの生い立ち、生涯養子であることを気にする

ざっくりと感想を交えて説明をする。

スティーブジョブズは、大学院生の男女の間に生まれ、生まれてすぐ養子に出されることになる。
この養子で引き取った側の夫婦がジョブズ夫妻、この二人が素晴らしい夫婦でね。

実の母親がスティーブを引き渡す間際、ジョブズ夫妻が大学卒でないことを知り引き渡しを躊躇。
必ずスティーブを大学に行かせることを約束し、スティーブを引き取るのだ。

実の親ではないことをジョブズ夫妻はスティーブに、小さいころからオープンに話していたという。

 

「あなたは実の親に捨てられたのではない、私たちが選んだ特別な子なのだ」と。

 

スティーブは、生涯養子であることを気にすることにはなるが、愛情豊かな素晴らしい夫婦の元、育っていったのである。

スポンサーリンク

 

スティーブは、いたずら好きで授業中に花火をするなど、やんちゃでエピソードに事欠かない幼少時代から、父ポール(車のエンジニア)の影響で機械の組み立てに興味を持ち始めた。

この環境があったからこそ、スティーブはAppleで機械製品を作ることに必死になれたのだろう。

 

大学入学の年になると、スティーブの実母との約束もあり、ジョブズ夫妻はスティーブを大学に行かせようとするがスティーブは大学進学を反対。

「リード大学(学費が高い)になら行ってもいい」

とスティーブが言うので、家庭は決して裕福ではなかったが両親は承諾。

スティーブを大学に行かせるために無理をしながらも、ジョブズ夫妻は実母との約束を守ったのであった。

 

尚大学入学時、スティーブは車で送ってくれた両親に、あいさつをすることもなく、拒否反応を見せた。

「天涯孤独な孤児」と自分をイメージしたかったようだが、この時のことはずっと後悔していると語っていた。

 

結局大学は無意味なもの、学費を払っている親に申し訳ない、と半年で退学するが、退学間際にそこで学んだカリグラフィー(西洋書道)が後のAppleの美しい書体に影響することは有名な話である。

 

養子であることを生涯気にしていたスティーブだが、

「私の親は間違いなくポールとクララ(ジョブズ夫妻)」

と語っているように、血のつながりこそないが、このジョブズ夫婦こそが正真正銘スティーブの親なのである。

 

この親に引き取られたことで、Appleを創業した偉大な男、スティーブジョブズは誕生したのであった。

麻薬、座禅、インドへ修行

「ドラッグがなければ成功はなかっただろう。」

というほど、ジョブズは大学前後の若いころドラッグにハマっていた。

 

主に使っていたのは、マリファナやLSDという幻覚の麻薬である。

  • 麦畑でバッハを聴いた、あんな素晴らしい体験は初めて。
  • LSDを使うことで物事には別の見方があることがわかる。

 

などこれを見た限りでは、我もこのような経験をしてみたい気持ちにもなるが、もちろん日本では違法である。

日本などの先進国ではなく、麻薬が比較的簡単に手に入るアメリカの西海岸だからこそ、ジョブズは成功することができたのだという。

 

そして、「禅」にもハマっていく。
物事の本質を知り、シンプルな思考になる、悟りを開くという「禅」。

日本人の先生が近所にいて、瞑想、座禅のやり方などを教えてもらったようだ。
毎日座禅をし、シンプルな思考になる、そして悟りを開く。

 

後にインドにも修行の旅へ行き、悟りを開くための貧乏でシンプル、瞑想がメインの生活を送る。

インドの田舎で7ヵ月過ごしたことで、西洋世界のおかしなところに気づき、自分自身大幅に成長することができたとのことだ。

 

インドから帰国した後の話だが、ジョブズの友人はジョブズと口論をした後、

「悟りを開いたあんな奴に口論で勝てるワケがない」

と語っている。

 

またこの他にもジョブズは、視線と態度、言葉で相手を思いのままにできたといわれている。
交渉などで相手から確実にイエスとなる対話術を身につけていたというのだ。

最初にAppleに投資をしたマイクマークラらは、話をしただけでジョブズはとても頭が良い人だと感じたとも話している。

このジョブズの話し方と交渉術が、Apple成功の要因、そして次に説明する現実歪曲フィールドに大きく影響したはずである。

スポンサーリンク

スティーブジョブズの性格と現実歪曲フィールド

ジョブズの性格が最悪というのは有名な話だ。
自己愛性人格障害、とんでもない気まぐれ、激しい性格等と言われている。

【外部リンク】世界一の経営者スティーブジョブズのクズすぎるエピソードまとめ

※他はこちらを参照(悪意がある記事ではあるが)

 

それでも無理難題を押し付け、人を罵倒しながらも、不可能なことを成し遂げてしまうのが「現実歪曲フィールド」と呼ばれるスティーブジョブズの技だ。

ジョブズが「できる」と信じているものは、どんなにできそうもないことでも現実にしてしまうというのだ。
(その中にはできなかったこともある)

 

悟りを開いたジョブズの交渉術、論破力、そしてチームをまとめモチベーションを上げるというリーダーシップは天下一品だったという。

ジョブズの意見に反対していた社員も、気がつけばジョブズに賛同しており、

「いかんいかん!これは現実的に絶対不可能なことなんだ!目を覚ませ!」

と社員同士で目の覚まし合いをしていたこともあるというほどだ。

 

もちろんこの現実歪曲フィールドには賛否両論があるが、このようなことをできる人が世界を変えていく、このような人でなければ世界を変えられないと我は思っている。

 

また、働いていた社員で、ジョブズのことを嫌いな人がいっぱいいたのは事実だが、プロジェクトを終えた後もジョブズと仕事を続けたいという考えの人が少なからずいたのも事実である。

本にも傍若無人、気まぐれ、どんな人も振り回してしまうと書いていたが、我は「このような人と一度仕事をしてみたい」と、本物のカリスマとしか思えないのであった。

おもしろかったエピソード

本を読んでいて日本のことが出てくるシーンやおもしろかったエピソードを紹介する。

スポンサーリンク

その1. ジョブズは無視、反論しても大丈夫!日本のソニーとは全作業打ち切り!

マックを作る際、ハードディスク部品調達のため、日本の会社へ訪れたApple一行。

 

ソニーの仕事が手作業という内情を見たジョブズは、

「手作業で非効率なソニーとは契約しない!ソニーとの作業はすべて打ち切れ!」

とソニーを批判し、Appleはアルプス電気から部品を調達する方針となる。

 

だがしかし!

契約をしたアルプス電気では、絶対に納期に間に合わないと一人のエンジニアが判断。
社長に相談すると、

「部品を調達するために確実なことをやれ!ジョブズには見つからないように!」

という指示。(見つかると、自分の意向に反する奴は、これでもかというくらい罵倒されて追い出されるから)

 

そこでそのエンジニアは、ジョブズに内緒でソニーの嘉本秀年氏を本社に招き、ジョブズに見つからないようにソニーと仕事をし、ソニーから部品を調達するようにしたのだ。

ジョブズは急にそのオフィスに入って来ることもあり、嘉本氏と仕事をしていることがバレないというのは難題なミッションである。

 

「ジョブズだ!ジョブズがきた!隠れろ!」

と、嘉本氏は清掃用具入れに隠れることもあったという。(もはやギャグ)

 

ふとジョブズが嘉本氏がいるオフィスに入ってきてしまったときは、

「日本で会った人間だ」

と気づいたこともあったが、幸いそれ以上疑われることはなかった。

 

そして、納期が近づいていざその部品が必要になった際、アルプス電気ではやはり納期に間に合わなかった。

社長にどうするんだ、と責められるジョブズだが、そこでソニーと仕事を進めていたエンジニアが、

「代替品を短期間で用意できる可能性があります」

 

ジョブズは、何のことだ!?と驚くがその直後、前にオフィスで見かけた日本人がソニーの人だと気づき、

「この野郎!!!!!」と叫ぶ。

いつも思いのままに怒鳴り散らしているジョブズだが、この叫び声には怒りの感情はなく、満面の笑みだったという。

スポンサーリンク

 

怒声が飛び交う職場で異様だったというAppleのオフィス。

その中でもジョブズと、ジョブズと深く関わる社員たちとの言い争いは毎日凄まじかったというが、ジョブズが間違っていたこともたくさんあったのだ。

無視やたくさんの反論をしながらも、最高の商品を提供するために、一人一人が思うままに全力で仕事をするという素晴らしいチームであった。

 

このように言いたいことを言い合いながら、成果を高めていくような職場はいいよねえ。

その2. ジョブズの机に小便をするかしないか

マッキントッシュのプロジェクトが終わったとき、ジョブズの下ではもう辞めたい、休職したいという人がやはり大勢いた。

その中の一人、ビュレルスミスのお話である。

 

現実歪曲フィールドを使用し悟りを開いて交渉術に長けたジョブズ。

辞めたくても丸め込まれてしまい、絶対に辞められないだろう、と悩んでいた。

どうすれば辞めれるか、たくさんの人に相談し考えた結果、

 

「ジョブズの机に小便をかければ辞めれるはずだ!」

 

スミスは勇敢な男だが、本当にやるのか?やらないのか?

「スミスがジョブズの机に小便をして辞める」という噂が社内中で溢れ返っていた。

 

そして、いざジョブズの元へ退職の言葉を伝えようと行った際、

ジョブズ「やるのか?マジにやるのか?」

とジョブズのもとにまで、スミスが机に小便をするという噂が届いてしまっていたのだ。

 

スミス「やらなきゃいけませんか?やらなきゃだめというならやりますが・・」

ジョブズの表情は不要と告げており、結局スミスは丸め込まれることはなく小便をすることもなく、円満退社ができたのであった。

スポンサーリンク

その3. 家具のない家!シャワーを浴びない菜食主義者

ジョブズは完璧主義者で素晴らしいと思う品しか買えないため、未婚時の彼の家には家具がほとんどなかったのだ。

ほとんど家具のない家に人を招待しては驚かれたようだ。

結婚してからは譲歩し、一通り家具を揃えたが、洗濯機を買うのにも2週間以上悩んだという。

 

金や物に捉われない、シンプルな生活こそ成功を生むとも信じていたようだ。

 

また、ジョブズは「肉食によって生じる飢餓問題についての本」を読み菜食主義者になったが、ベジタリアン生活を続けていたことについても、成功する思考を作り出すためと書かれている。

そしてベジタリアン生活であれば体臭が発生することもないと信じ、シャワーを浴びない時期もあったというおそろしさ・・。

 

そんな生涯ベジタリアンを貫き通したジョブズは、日本のホテルオークラが大好きで、オークラ内にある久兵衛のアナゴのお寿司だけは「最高だ!アナゴはベジタブル!」と好んで食べていたようだ。

スポンサーリンク

その4. ジョブズがいなかったら今のピクサーもなかった

我が大好きなディズニー、そしてピクサー。

アップル社を追放されたジョブズは、会社を起こしながら、ルーカスフィルムという映像会社の一部を買収しピクサーと名付ける。

ディズニー社とピクサー社の関係性やトイストーリーの制作過程についてもこの本には詳しく書かれていた。

 

ジョブズがいなかったらピクサー、そしてトイストーリーやカーズは誕生していないのである。

 

アップル社を追放されながらも、

「将来コンピュータの性能がもっと進化したら、コンピュータで映像を多様に表現する時代が来る」

という考えもあり、映像の会社を買収してピクサーが誕生したのだ。

スポンサーリンク

スティーブジョブズの生涯

コンピュータを作り、映像とコンピュータの未来までも信じ・・。
ジョブズは将来を見据える力がなぜこれほどまでにずば抜けているのか。

ドラッグの力なのか?座禅の力なのか?元々の脳の出来なのか?教育のおかげなのか?


 

Stay hungry. Stay foolish.

スティーブジョブズの頭の中はわからないが、この動画とジョブズの生涯の経験から、今やることに全力で没頭し、いつ死んでも悔いがない生き方をしなければいけない、ということを学んだのであった。

 

最後に、スティーブジョブズがAppleという企業を立ち上げ、紆余曲折もありながら成功できたのは、スティーブウォズニアックという天才エンジニアや周りの人がいたからこそではあるが、それでもスティーブジョブズという人間が誕生しなければ、Appleのような偉大な企業が誕生することはなかったはずだ。

スティーブジョブズの生涯は、これからも何十年、何百年と語り継がれていくだろう。

そのうちスティーブジョブズⅡも読もうと思う。

 

粗雑な文章で失礼した!

 

では、さらばだ。